クリエイティブのプライドを感じた「BLACK PANTHER WAKANDA FOREVER」

MCUシリーズの紹介に定評のあると思い込んでいるクリエイティブディレクターの本橋です。
今回はMCUの「BLACK PANTHER WAKANDA FOREVER」です。紹介したいというか描きたいから選んでいるという説もあります。

「ドクター・ストレンジ / マルチバース・オブ・マッドネス」「シャン・チー/テン・リングスの伝説」、「Avengers: Endgame」と弊社サイト内のMCU(モトハシ・クリエイティブ・ユニバース)として色々描いて書いてきたので一緒に楽しんでもらえたらと思います。

 

まずは避けては通れないが、前作の主演であるブラックパンサー役のチャドウィック・ボーズマンさんの死です。普段有名人の死で落ち込むとかはあまりないんですがこのときは結構落ち込みました。
キャラクターとしても最高だし、本人もとてもナイスガイでこれからのブラックパンサーが楽しみだったので。黒人初のヒーロー映画と言うこともあり、映画の世界を超えて現実でもヒーローでした。

死後はブラックパンサーが出てくるシーンは観たくなく避けていました。
でも新作公開ということもありそんなことは言っていられません。一緒に悲しんだMCU友達を集めて観に行ってきました。

 

作品としてはもちろん素晴らしい出来なので内容については割愛しますね。
同じクリエイター目線で今回特に感じたのが「どういった状況でもクオリティー重視で作品を仕上げる」ことがいかに大事で大変かということです。

製作中(撮影はまだでしたが脚本等は進んでたみたいです)に主演のチャドウィック・ボーズマンさんが亡くなったということでかなりバタバタしたと思います。このまま続けるのか?それとも中止にするのか?かなり大変だったと思います。制作ではこういったトラブルというのはつきものなので(今回のことはトラブルという言葉では片付けられないが)ヒリヒリして制作状況を見ていました。

 

・ブラックパンサーの代役をたてる
・序盤にブラックパンサーをCGで再現し引退させる
・どこかに行っちゃっててもう帰ってこないという設定にする

 

等の解決方法もあったはずです。でもこういうことをせずに、映画の中でも亡くなったことにし、脚本を作り直していうことを選びました。あえて大変な制作方法を選び仕上げていこうと。

チャドウィック・ボーズマンの死をなかったことにせず、作品の中でブラックパンサー(チャドウィック・ボーズマン)の盛大なお葬式をして弔い、完成させました。とてもリスペクトを感じました。色々なところにリスペクトを感じて涙ぐみながら観ていました。

諦めることをせず、なーなーにせず、ネガティブなことを一度しっかりと受け止めて解決方法を探し、最高のクリエイティブを仕上げていく。ただただ尊敬です。

 

Headsでの制作も諦めることなく、何があってもしっかりと受け止め、解決方法を探し、最高のものを仕上げていきたいなと再認識して帯を締め直させてくれた作品でした。

 

ちなみにイラストはブラックパンサーではなくネイモア描きました。

アフリカのデザインを採用されているワカンダですが、ネイモアのタロカン帝国はマヤやアステカのデザインインスパイアでかっこよくて描きたくなってしまいました。

 

最後にはじめに出た映像が音楽とも相まってめっちゃかっこよかったので観てほしいです!

 

 

せーの…

「ワカンダフォーエバー!!!!!!!!!」

投稿日 2022.12.12 / 最終更新日 2024.03.27

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