成り上がりコカイン王にとっての『Little』が、全然小さくないことについて…

雑談

どうも、最近筋トレが趣味になりつつある飯塚です。30代になってから体がどんどんおじさん化していくのに耐えられなくなり、嫌いだった運動を習慣化しようと頑張っております汗かくのは嫌いだけど、お腹ぽっこりおじさんになるのはもっと嫌だなと思い立ち、大好きなお酒を控えながら週3くらいを目安にジムでブヒブヒ運動してます

 

あらすじ

さて今日は、そんなダサいおじさんとは程遠いイケイケおじさん、アルパチーノ主演のマフィア映画 of マフィア映画『Scarface』をご紹介いたします。紹介するといっても、もはや説明の必要もないくらいなんですが、さらっとあらすじを書いときますね。

一攫千金を狙いキューバからマイアミに渡った主人公トニーモンタナ(アルパチーノ)が、なんやかんやあってコカイン王になるストーリーです。とてつもなく雑なあらすじですが、細かく書いても映像で見ないと面白くないと思うので、みたことないという人はぜひみてみてください!

感想

さて、タイトルに書いた『成り上がりコカイン王にとっての『Little』が、全然小さくないことについて…』
ですが、名ゼリフの1つである『Say hello to little my friend!!』(俺の小さい友達に挨拶しな!!)という言葉を主人公のトニーモンタナが叫ぶシーンについて、少し僕の意見を書こうと思います。この作品を見ていない人は何のこっちゃ…とハテナマークが頭の周りを飛んでいると思いますが、この言葉はトニーが敵に襲われ、そして囲まれて追い込まれたときに、覚悟を決めた彼が反撃の銃弾をぶっ放す瞬間の一言なんです。

ほうほう…覚悟を決めたトニーが「小さな友達に挨拶しやがれ!」と叫びながら銃弾を放ったと…じゃあ手持ちに小さい銃しかなくて、勝ち目全然ないけど特攻しに行ったのか…と、今そう思ったでしょ?答えはNoです。なんとその銃はこんな感じのイカツイ銃です…

そう、みなさんご存知Colt AR-15 アサルトライフルにUSミリタリーがベトナム戦争時に使用していたM205グレネードランチャーをつけたカスタムモンスター、それがトニーの『Little friend』です。このグレネードランチャー部分M203は、アメリカの銃規制に関する法律で『destructive device』(破壊兵器)と認定され、特別なライセンスがないと保持できない代物でした。そんな代物を撮影に使おうとするのもブッ飛んでて凄まじいんですが、撮影当時にこのモンスターちゃんを売ってくれるお店は案の定なかったようです。そりゃそうですよね…

The Hollywood Reporterによると、そこで小道具チームの凄腕の職人さんゼマンスキーさんは、トリガー部分を改造して空砲が出る仕様にし、実物そっくりに仕上げちゃったそうです。映画のワンシーンに出てくる小道具で制作陣の多くの人が動き、手に入らないものでも諦めずに作り出し、そしてあそこまでリアルに仕上げるのは本当にクオリティにこだわっている証拠ですね。

余談

ゼマンスキーさんはこの銃を5つ作っていたそうなんですが、なんと別の映画でも彼の傑作が使用されています。中でも有名なのがアーノルドシュワルツネッガー主演の『プレデター』です。アルパチーノにシュワルツネッガー、大俳優に持たれて幸せな銃ですね…

そしてこの銃の1つはオークションに出品され、 なんと$54,400(約700万円)の値がついたそうです。小さなお友達にしてはなかなか良いお値段がついたというオチでした。

投稿日 2023.02.24 / 最終更新日 2024.03.27

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