「泣く子はいねぇが」→泣いちゃダメとは言ってない!


こんにちは。HeadsでSNSプランナーをしている今野です!とっても久しぶりの更新になってしまいました!
小澤には、「次、私に順番が回ってくるのに3年くらいかかるんじゃないですか?」と言われました(笑)ごめんよ。


さて、2024年あっという間にもう終わりますね。
私の地元秋田では、この時期になると「ナマハゲ」が家にやってきます。
今回はそんなナマハゲが登場する映画『泣く子はいねぇが』をご紹介します。


この映画、実は高校からの友人佐藤快磨監督の作品です。秋田の風景やすごくリアルな秋田の人々が描かれていて、私は結構くらいました。リアルすぎてつらかった。笑
仲野太賀さん演じる主人公・たすくは、娘が生まれても親としての覚悟が持てず、酔っ払って失敗はするし、常にどこかへらへらしていてほんとにいらっとします。(褒めてます)
全てをゼロにしたくて上京しますが、何がしたいのか自分でも分からず、特に努力しているわけでもない。とにかく情けなくて見ていられないそんなヤツ。(褒めてます)


たすくを見ていると恥ずかしくて辛い気持ちになるんですが、考えてみると自分の中にもたすくがいたなーって気が付くんですよね…
私も志なく「とりあえず東京出よう」というスタンスで上京して、20代前半くらいまでは「私なんで東京出てきたんだっけ?この先特にやりたいことない。やば」と漠然と不安になることがめちゃくちゃありました。
超田舎から出てきた人なら、ちょっとわかりません?
地元の狭い世界で育ち、広い世界に出た途端に迷子になったようなあの感じ。


「泣く子はいねぇが」「悪い子はいねぇが」
言われた通りにしてきたのに、答え出ないじゃん!ってたすくも思ったんじゃないかな。しらんけど。

秋田ディスでも悲観的な意味でもなく、良くも悪くも出自や刷り込みからは簡単には逃れられないな、と思い知らされる映画でしたね。
けどそのことに気がつけると、別に泣いてもいいし、時に悪い子でもいいし、世界は自由でもっと楽に生きられるなーと思えた気がします。

「なにがしたいんだろう?」と悩んでいた私も30代半ばになって、「もはやなんにだってなれそう!」と思っちゃってます。
これもHeadsのみんながそう思わせてくれているのかも!

今年もみんなありがとう!

– 余談 –
このナマハゲは新入りデザイナー・和音くんの作品です。めちゃくちゃ可愛くないですか?!
こんなかわいいナマハゲ描けますので、秋田の企業さんぜひお仕事のご依頼待ってます。笑

投稿日 2024.12.31 / 最終更新日 2025.01.10

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