今度雨降ったら自分も服破り捨てて跪いて大きく腕を広げよ。

こんにちは!デザイナーの小黒です!
最近のニュースは2日間常温で放置していたケバブを食べたら食中毒に遭い、胃が出てくるんじゃないかってくらい、たくさん口からキラキラが出たことです。ケバブは美味しかったです!
本題に戻りまして、自分は長い時間同じものに集中することが得意ではないので、普段あまり映画を見ないのですが今回こういった機会を与えてもらい、久しぶりに映画を観ました!ということで今回自分が観た映画「ショーシャンクの空に」についてご紹介します!
1994年に公開されたということで、自分が生まれる前の作品ですが、30年経った今でも名作として語り継がれています。皆さんもこの映画は観たことがあるんじゃないかなと思います。観たことがなくても一度は名前を聞いたことはあると思います。
スティーブン・キングの小説「刑務所のリタ・ヘイワース」をもとに作られたこの映画は冤罪で捕まった優秀な銀行員アンディーが刑務所内で出会う人々との人間関係を通じ、さまざまなことを学んでいく物語です。刑務所に入り全ての行動を指示されるシステムの中で生きることに慣れ、「希望」を恐れるようになった映画の語り手でもある服役囚のレッドと、かつて銀行という、形は違えど組織の歯車の一つとして生きてきて、刑務所に入ることで「希望」を追い求めるようになったアンディとの間のやり取りや二人の感情を通して「生きる」とは何かを考えさせられるいい映画です!
映画の中でこのようなセリフがあります、「結局は二つだけ、必死に生きるか必死に死ぬかだ。」 「希望」というものは光り輝いていて綺麗な言葉に思えますが、希望には恐怖が必ず付いてきます。例えば大金持ちになってウハウハの生活に希望を抱いたとすると、それに伴って今とは違う生活をしてもっと働いて、仕事の外でもさらに努力してという今の「普通」とは違う行動をとらなきゃいけないという恐怖がついてきます。
アンディの言う必死に生きるとは希望を求めてただ突き進むことで、必死に死ぬと言うのは希望に付随する恐怖に怯えながら、それを避け生きていくことだと思います。
今読んでいるアラン・ワットのThe Wisdom of insecurityという本にも書いてあるのですが、人間は賢く、今この瞬間だけを生きるライオンなどの動物と違って過去、未来のことも普段生きていく中で考え、選択する生き物です。
自分も、もしこうなったら嫌だからとか、もしこれをしたら誰かを傷つけるからとか、常にもし、もしと、起こるかもわからないことを考えて言い訳を作って日々の選択をすることが多々あります。自分はこういう人間だと決めてそれにそぐう選択をして生きていくことは変化を必要としない安全で平和な生き方かもしれませんが、それはすなわち希望を捨て、希望に怯えながら生きる人生でもあるのかもしれません。
子供の頃は夢を持って毎日楽しく生きることが普通でしたが、年を重ねるにつれて多くの人が夢を諦め単調な生活に慣れてしまうような気がしますが、最近よく一緒に飲むゴリゴリの銀行マンの知人は今でも海賊になるという夢を持って生きています。一見現実を見てないあほんだらだとも思えるかもしれませんが、自分には彼の希望に満ち溢れた様子がとてもかっこよく見えます。よく聞く自分の中の子供の精神を捨てたらいけないっていうのは希望を持ち続け、常にそれ掴むために必死に生きろってことなのかもしれないですね。
と、まぁ長々と語ってましたが「ショーシャンクの空に」、とても素敵で何か考えさせられる映画です!ぜひ皆さんも観てみてください!
P.S.
なんか上手く描けなくてロバートのひろしみたいなのできました:)
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