ふらっと『エンドレス・サマー』

ポップコーンがきっかけで出会った作品

この作品を見るきっかけになったのは、実はポップコーンでした。
もともと映画を観る予定なんてなかったのですが、新宿からの帰り道に、急にポップコーンが食べたくなってしまい、そのまま新宿ピカデリーへ向かいました。

「何観ようかな〜」と館内のモニターを眺めていたとき、ちょうど上映が始まりそうだったのが『The Endless Summer(エンドレス・サマー)』という作品。
サーフィンの映画らしくて、せっかくだし観てみようと即決。
Lサイズのポップコーンとコーラを買って、会場へ入りました。

いい波を探し求める2人の物語

『The Endless Summer』は1968年に公開された、2人の若いサーファーが“世界中どこかに終わらない夏がある”と信じて、最高の波を求めて世界を旅するドキュメンタリー映画です。
スマホもGoogleマップも翻訳機もない時代に、地図と勘を頼りに世界をまわるなんて、本当にすごい。

ストーリーでは移動の苦労とか細かいことはほとんど触れられていませんでしたが、実際は相当大変だったはず。
そんな中でも、ただ「いい波に乗りたい」という想いだけで動き続ける姿に、とてもワクワクしました。
自分が同じ時代に生まれていたら、飛行機が落ちるかもとか、帰ってこられなかったらどうしようとか不安ばかりで、きっと行動できなかったと思います。笑

今の時代は、わからないことはすぐスマホで調べられるし、海外にも行きやすい。
そう考えると「行かない理由を探すより、まず行ってみたほうがいいな」と、前向きな気持ちになれました。

人によっては眠くなる

正直、サーフィンや昔の映像に興味がない人にはあまりおすすめしません。
内容はほぼずっとサーフィンで、60年前のVlogみたいな感じなので、たぶん寝ます。笑

でも、サーフィンが少しでも好きだったり、古い映像が好きな人には楽しめると思います。
今回観たのはデジタルリマスター版だったので、映像も綺麗で音もかなりリアルで、「今の技術すごっ」と思いました。


1968年の作品だけど、リマスターされた映像は十分きれいで、波の迫力もちゃんと届きます。ストーリーはとにかくサーフィン中心なので、人によっては眠くなるかもしれませんが、僕はこの旅人のような生き方に憧れもあるので、個人的には好きな作品でした。

投稿日 2025.09.12 / 最終更新日 2025.09.12

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