映”SPEC 天”は本当に救われない話だけど何年経っても大好きだ。
みなさんこんにちは。フロントエンドエンジニアの東畑です。
Web業界は3年で技術が腐ると言われ、どちらかというと新しいもの好きな人の方が向いているそうです。
ところがどっこい、私は一度好きになった物をとことん愛すタイプ。
今回取り上げるSPECも2010年に放送されてから約10年ずっとずっと大好きなシリーズになります。
ずっとずっと好きすぎて多分まともに紹介が出来ないので、私は考え、そして諦めました。
ただ、SPECへの愛を綴ります。(SPEC全部のネタバレあるよ!)
SPECシリーズ通しての1番美しい場面「当麻と瀬文さんが屋上で銃を向け合うシーン」が出てくるのが、この天。
イラストはこの場面を書いてもらいました。
このシーンはSPECシリーズのラストへの伏線でもあると思います。
自身のSPECの暴走により瀬文さんを殺そうとする当麻と、暴走を止める為に当麻を撃とうとする瀬文さん。
当麻が撃って欲しいのも、自分が刑事として撃つべきなのもわかっているのに、どうしても撃つことが出来なくて、元に戻った当麻に責められ、目を背けながら「俺にお前は撃てん」と。
自分に銃が向けられて発砲されてかすって、当麻が暴走して自分が殺されるかもしれなくても瀬文さんは撃てないんですよね。
このシーンがあるから、結の最後、瀬文さんが当麻を殺さなければならないシーンの重さが際立つんだと思います。最初は当麻一人で沢山の責任を背負っていたんだけれど、瀬文さんが現れた事によって、半分背負ってもらえてたんじゃないかなと。
そして最後の最後、一番重要で一番重い責任を瀬文さんが背負うってのが本当にかっこいい。
この二人の関係性が描かれれば描かれるほど、ニノマエの「千年の孤独」とのコントラストが激しくなるんですよね。
結局最後は当麻は無限地獄、瀬文さんは犯罪者となり、この二人も「千年の孤独」側の立場になる訳です。
でも、瀬文さんだけは当麻を見つけることが出来た。
それはきっと二人共、孤独ではないからなんだと思います。
SPECは本当に救われない話で、
ファンの中でも受け入れられない人が半分以上いたんじゃないかなって思ってます。
私自身はすんなり受け入れられたんだけど、
やっぱり10年経っても結末の悲しさって色褪せなくて、そこがSPECの魅力だと思います。
ハッピーエンドが良かったけど、真実に向かってひた走れの言葉に忠実に生きた二人は最高にかっこいい。
結末込みで、私はSPECシリーズが大好きです。
余談だけど、
当麻と瀬文さんである戸田恵梨香さんと加瀬亮さんがお付き合い発表した時は泣いて喜んだよね。
結構直ぐに破局して悲しかった。
現実世界も大概だな。
株式会社 Heads
webエンジニア
東畑 安理佐
前回書いた記事はこちら→絵本が好きだから絵本みたいなフランス映画「くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ」を見た。