国宝
美しくなくても価値があるんじゃなくて、美しいが勝利とされるこのゲームで勝ちたいの!
ゲームを降りるんじゃなくって!
だってこのゲームはどうせ無くならないんだから。
この世界は地獄なんです。
は〜あ。本当に嫌になっちゃう。
朝、メイク中。
陸上部だった中学生の私、晴れ渡る空の下で真っ黒に焼けていたことを思い出したりする。
日焼け止めも知らない頃の話。
あの頃から塗ってたら、もっと美しくなれたわけ?
でもね、私絶対あの時のこと後悔してやらない。あとから誰かになんか言われてもね。
なんの競技してたかは秘密。
秘密って、なんか女性を美しくするみたいだから。
時折、インターネットでは男女のデートにかかる時間や費用が話題になったりする。
知らん。お前のことはお前で管理運営だろ。
私は、私がかわいくあるために持てる最大限のパワーを費やすし、肌が荒れたらちゃんと凹むのだ。
呪いなのだ。これは呪い。私たちはきちんと呪われている。
友達の恋バナを聞いていると、いつもそう思わされてしまう。
なんで私が超絶愛してやまない賢くて勇気あるチャーミングで最高な友人が、「かわいくないかも……」とかなんとかで悩まないといけないわけ?
彼女はかわいいのに。神に誓ったっていい。
でも、美しさという呪いは、周りを見えなくさせてしまうのです。
人生を狂わせてしまうほどに。
整形しちゃうとやめられないみたいなことを、よく聞くけど、そりゃそうじゃないのか。
美しいだけでこの世界の全ては解決するんだよ。けっこうこれは本当。
私は時々えげつないくらいに自分の見た目に悩む。
時々って言うか、年に4回くらい。結構コンスタントに。
憎くて憎くて仕方がない。
ストレスで肌が荒れるし、何を食べたらいいのかもわからない。
外に出たくもないし、かと言って家にいたくもない。
とにかく鏡をぶち割りたい。
はぁ、もう消えてしまいたい、と願う。
インスタに出てくるかわいい子をみて病む。
見た目、体型、性格、自分の全部が気に入らない。
それでもいいの。
セブンでかろうじて買ったひじきの煮付けとかを食べながら、机に鏡を立てる。
明日ちょっとでも前を向くために、レチノールの入った保湿クリームを塗る。
それでもやるの。
でもね?
ある日、Zoomの画面に映る自分が光の具合でちょっと盛れてたりしたら、またちゃんと自分を愛せるようになる。
スクショを撮る。また愛でる。
単純なのだ、この世界は。
鏡の前にご機嫌に舞い戻る。
ベストな光を浴びるために、濡れた洗濯物だって部屋の端っこにぐちゃぐちゃの一塊にまとめてしまう。
それを遮られようもんなら、誰であろうと弾き飛ばす。
だってそれ、私の光なんだから。
P.S. 未来の私へ。SPF50の下地はもう塗り終わってるから安心しといてね。P.S. 終わり
とにもかくにも、私は自分の美しさに時間と労力をかける。
「誰も見てないよ!」って言われても知らない。
否定はしないが聞く耳は持たない。
横断歩道を青になるより0.3秒だけ早く飛び出たくなる日だってあるのだ。
この世はでっかいランウェイなのだ。
走るべき、道なのだ。
あれ?私たち、いつからこんな呪いにかかってしまったんだっけ?
てっきり神さまと楽しく恋バナしてただけと思ってたんだけどな。
葵神社の鏡守を貼った、ドンキで500円の大好きな鏡には、この世の全てが映りこむ。
現実を見て、現実から逃げる。
あんたは呪われてる、私も呪われてる。
でも、何も見えてないわけじゃない。
表参道のショーウィンドウとかさ、夜振り向いてみたら?
映ってるあんたは想像以上にかわいい時あるよ!
雨上がりの水溜りとか覗いてみたら?
あんた下からのアングルも結構愛くるしいよ?
綺麗なカーブミラーとかさ、近づいてみたら?
過去の道からくる人も未来の道から来る人も、みんなあんたに夢中かも!
意外と私たちはちゃんとこの地獄の景色が見えてるし、結構楽しめるんじゃない?
鏡よ鏡、この世で1番美しいのはだあれ?
「もちろん、あんただよ」って言ってくれ。
私の友達にもそう言ってやってくれ。
そう尋ねる全ての女の子に、そう言ってやってくれ。
それ以外言うの禁止ね?
真面目に誰がどうとか喋ってんなよ?
さて、この世界を生きるすべての女子たちへ。
スカートの裾をたくしあげよう。
私たちはこれからもこの地獄を全速力で駆け抜けていくことになるんだからね。
ねぇ平気?スカート濡れてない?
あんまり私みたいに乾いてないやつぐちゃぐちゃの一塊にしちゃだめだよ。
あと、私は結構足速いけど、ついてこなくてもいいからね。
3ヶ月に1回くらい、ちゃんとひざに手ついて、ゼェゼェ肩で息しながら絶望しちゃってるんだから。
人生はマラソンじゃなくてインターバル走なわけ。
ちょっと、私の学生時代の競技が砲丸投げとやり投げだった話は、もっと私の機嫌がいい時にしてよね?
この世はでっかいランウェイなんだから。
あんたの好きな、あんたでいなよ。
ほな、ランウェイで!
私は映画を観る時は心の中の純度100%の鬼ギャルと観るようにしています。
ここからは鑑賞直後のギャルより、本当に鑑賞直後に書いた原文ママです。
ネタバレとかコンプラとか日本語下手とか気づいてなかったらごめんなさい。
ギャルなので、大目に見てやってください。
以下、ギャルーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【国宝】
美しかった。
ほんまに全部が美しかった。
ポップコーン食べるタイミングも、息するタイミングもなくて、映画館がずっとしーーーんってなっとった。
国宝の映画を撮りますってなった時に、吉沢亮と横浜流星にしようってゆうた人に国民栄誉賞を送りたい。
美しかった。
それ以外の言葉がでてこん。
芸の道がどんだけ辛いもんなんか楽しいもんなんか、、
それに苦しめられてそれに助けられるって、、
奥が深すぎてわかりたくてもなんちゃわからん。
「ほな花道で」
「俺には守ってくれる血がないねん」
「それでもいいの、それでもやるの」
全部のセリフがぶっ刺さる。
頭から抜けん🥲
舞台ではキラキラしとるけど裏では死ぬほど辛くて苦しいことがあって、それでも舞台にたち続けないかんって。どんな気持ちなんやろ。
なんでそこまでできるんやろ。
そんなにのめり込んでしまう歌舞伎にはどんな魅力があるんやろ。
気になること多すぎて、一旦海老蔵にございまするもう1回見よかな。(※1)
魅了されすぎて感想でてこん。言葉ひとつもでてこん。
吉沢亮がボロボロになって屋上で踊るシーンとかほんまに最高だった。
瞬きしてない。
苦しいけど、やっぱどっか美しかった。
終わった時にはフルマラソン走ったあとぐらいの疲労がどっときます。走ったことないけど。
あれは映画館でみるべき。
自分の悩みがちっぽけに見えた。
ほんまにここまでかっこええことゆうたけどね、
吉沢亮が上裸でうつ伏せで「結婚しようよ」ってぼそぼそ声でゆうところがあるんやけど、まじで最高。
大声で「よろこんで!!!」って言いそうになった。
なんかもう顔もえろくて最高なんよなあれ。
全員の顔が国宝。
トップオブザトップ。
横浜流星と吉沢亮どっちか選ばないかんとしたら〜
僅差で吉沢亮🙄(ごめんなさいほんまに誰?)
いや〜あれはよかった。
見る価値あり。
息の仕方は忘れるし、お腹すかせていかんほうがいい、ぐーってなるの丸聞こえる。
あと鼻炎の人も行かん方がいいかもな。
ほんまに音ないシーン多いけん、ポップコーンも途中噛めんくなって口の中で必死に溶かさんといかんくなる時あるよ絶対。
私2つは必死で溶かした。
是非見てお願い。
うちの吉沢、横浜見に行ってまじで。
でもまあ一旦海老蔵にございまする見るか。(※1)
追記、見終わってから4時間たったけど、まだ結構引きずってます。
(※1)「市川海老蔵に、ござりまする。」のこと




