「チョコレートドーナツ」甘いタイトルに反したその内容とは?
雑談
はい、どうも!100円の板チョコからピエールマルコリーニ(最近覚えた)まで全部好きな飯塚でございます。甘いものは正義。ジャスティス、です。チョコレートのデザインってなんか惹かれません?艶と照りと、色味と形と。全て組み合わさって美味しそうに見えるんですよね。高島屋のお菓子コーナーで2時間は潰せそうな気がします。
あらすじ
さて今回は、2012年公開の”チョコレートドーナツ” の紹介です!原題は”Any Day Now” (いつの日か)というみたいですね。舞台は1979年のカリフォルニアで、ショーパブでパフォーマーとしてその日暮らしをしているアラン・カミング演じるルディが主人公です。カワイイ邦題から想像がつかないディープなテーマ、「ゲイへの差別」を描いた作品になっています。
主人公であるルディはいわゆるドラァグクイーンとして生計を立てていますが、その収入は少なく、家賃も滞納してしまうほどの生活レベルです。そんなルディはひょんな事からマルコというダウン症の子供を引き取り、育てることになるのですが、ゲイである彼が親として子供を保護できるわけがないと言わんばかりに、社会はその流れを痛烈に否定していきます。
感想
社会というものは本来、多種多様な人間を内包しているものであるはずですよね。ですが、凝り固まって形式化されてしまったシステムの前では、マイノリティというラベルだけで本質的な中身を見てもらえないことが多々あります。例えば、一時期、イスラム教信仰というだけで凶悪な人と認識されたり、年配の方から最近の若者はと揶揄されたり…
こういった誤認識をなくしていくために、我々社会の構成員はどこかで、各々で、個人レベルで、自分の頭で、本質を考え理解し、判断するといった習慣づくりが大切になるのだと思います。
余談
余談ですが、舞台となっているウェストハリウッドにはゲイバーが多く、レインボーの旗が多く掲げられています。7年ほど前に、この街を1人で歩いていた際、150kg / 170cmくらいの白人おじさんと、190cm、100kgくらいのガチムチの若い黒人さんに ”そこのバーで一緒に1杯どうだい?”と声をかけられたことがあります。
丁重にお断りしましたが、黒人さんが指差していたバーのカウンターの上では、布面積 20cm ²ほどのタイトでデザインフルなブーメランパンツを履いた青年が、客からチップとしてもらったであろう20ドル札を何枚か握りしめ、狂ったように腰をくねらせ踊っていました。カリフォルニアのカラッとした空気とは対照的な、悶々と、そして禍々しい空気感だったのを今でも鮮明に覚えています。本質を見定めないといけませんね。
そういえば、このギャラリーがインスタになりました!
タイムラプスでイラスト制作の動画も見れるので、気になる方はコチラからチェックしてみてください!
フォローしてくれた方には、代表 杉本からお礼のメッセージが送られてくるかもしれません!笑