9発の銃弾を受けても死なない!ビジネスセンス抜群の不死身ラッパー

雑談
はい、どうも!マスクのせいでヒゲがグリングリンになってる飯塚です。グリングリンが気になるせいで、最近ヒゲ用のクシを持ち歩いています。でも、どうせならブルックリンネッツのハーデンのようにワッシャワシャのヒゲになってほしいんですが、毛質の都合上、少し難しそうです…悲しい。そんな話は置いておいて、今日ご紹介するのは、先日のスーパーボウルハーフタイムショーにも出演していたラッパー、50Centの成り上がり人生を描いた本人主演『Get Rich or Die Tryin’』です!2005年公開なので、もう17年前なんですね…31歳の自分がHipHopを聴き始めた頃にファーストアルバムが出ていたので、同世代のヘッズは誰しもが通ってきているラッパーの1人だと思います。

 


あらすじ
ご存知の方も多いとは思いますが、NY出身の彼はガチガチのギャングスターでした。麻薬の売買で生計をたて、その道で一度は成功を収めた50Centですが、多くの妬みやしがらみに取り囲まれた環境のせいで、ある日路上で襲われ、なんと9発の銃弾を浴びて意識不明の重体になってしまいます。あくまでフィクションでしょ?と言われてしまいそうですが、この部分は実話だそうです。恐ろしいですよね…

 

この作品では、そんな壮絶な人生を送っていた彼がラッパーとしてどう知名度を上げ、成功していったのか、そもそもなぜギャングになったのかが実話ベースでリアルに描写されています。あくまで実話をもとにしたストーリーなので、展開の起伏が凄まじいわけではないのですが、HipHopヘッズは必ず見ておいた方が良い作品のうちの1つです!

 

 


感想
『8mile』や『Straight Outta Compton』など、ラッパーの半生を振り返る作品は多くありますが、9発もの銃弾を顔も含めて体中に撃ち込まれたうえで生還し、そこから成り上がったラッパーは50Centくらいで、そんなラッパーについての作品は今後出てこないでしょう。ギャングスタとしても一度成功を収めている彼は、恐らく商売、ビジネスセンスが飛び抜けています。実際のところ、今のようにネット配信が主流ではなかった市場、ストリートで支持を得るための施策の1つ「ミックステープのストリート流通」が大成功し、今やプロモーションの定石手法とまでなっています。ライフスタイルやラップはもちろん、ギャングスタ時代に培ったプラスアルファのビジネスセンスが彼の成功の秘訣だと個人的に思っています。

 

 

余談
余談ですが、彼はギャングスタ時代の悪名が強すぎて、ミックステープで成功を収めたのにも関わらず、レコード会社が契約を断ったそうです。そんなギャングを所属させて大丈夫なのか….問題児じゃないか….と。そんな彼を救ったのは、エミネムでした。Dr. DREに「あいつを所属させる覚悟はあるのか?」と聞かれたエミネムは「俺の責任で全部やる」と答え、Shady Recordsに50Centを迎え入れ、その後アルバムは大ヒット、そして2022年には30秒間のCMが500万ドル(約5億円)以上の価値というスーパーボウルに3人揃って出演しました。比較的古い17年前の映画ですが、2022年の今でも大舞台に立ちパフォーマンスをする姿をみてから見ると、また少し変わった見え方になるかもしれません。彼についてのコラムもあるのでRepresent』も是非チェックしてみてください!

 

投稿日 2022.03.04 / 最終更新日 2024.03.27

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