銀行強盗したことある?インサイド・マン

銀行強盗を題材にした映画

パブリック・エネミーズに始まり、バンク・ジョブ、ザ・タウン、ジーサンズ、ベイビー・ドライバー、ストックホルム・ケースなどなど…
銀行強盗の映画が好きな杉本です。

「銀行強盗なんて絶対無理でしょ」とお思いのあなたも多いことでしょう。確かに、監視カメラにあふれた現代において銀行強盗は、もはや伝説とかした犯罪です。
しかし、だからこそ銀行強盗の映画にはロマンがあるのです。

大胆なストーリー展開と細やかな設定

ネタバレ防止のため具体的なストーリーを書くことは控えますが、インサイド・マンに出てくる銀行強盗がそれはそれは大胆です。
その大胆不敵な言動により犯人は現場を支配し、警察とのせめぎ合いにおいても終始、銀行強盗の都合のいいようにストーリーは展開されます。

一方で、細やかな設定も見逃せません。
ニューヨークが舞台のこの映画で、「人種差別」「子供への教育」「格差」といった社会風刺を描いたシーンは随所に見られます。
この大胆さと繊細さの共存はさすがスパイク・リーと言わざるをえません。

83シーンにわたる

約2時間のこの映画、私も大好きなのですが、一点残念なのは、とにかくストーリー展開が早いこと。
なんらかの大人の事情があり無理やり2時間にまとめた気がしてなりません。
本来は3時間以上かけてゆっくり理解していくべき複雑な設定の数々を私も初見では完璧に理解をすることができず、かれこれ5回以上は観ています。

将来、映画監督を目指す私としても、「こんなに面白いのに展開が早すぎてゆっくり見れない映画」部門の研究対象としては相応しく、今回全てのシーンを「時間」「場所」「音楽」「設定」「登場人物」「特殊効果」「カメラワーク」の観点で紐解きエクセルにまとめてみました。

その他の映画をここまで細かく分析をしたことがないので比較ができないのですが、インサイド・マンをカウントすると2時間で全83シーン。目まぐるしく変わるストーリーを支えるべき「時間」「場所」「音楽」「設定」「登場人物」「特殊効果」「カメラワーク」それぞれの要素にはたくさんの工夫が詰め込まれていることがよくわかりました。

今後は単なる「映画好き」として映画を楽しみつつ、「wanna be 映画監督マン」として映画を分析する。
そんな共存をしてみたいと思っています!

未来の世界の映画監督 株式会社Heads代表 杉本友太より

投稿日 2023.12.04 / 最終更新日 2024.03.27

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