心配性の私は「モアナと伝説の海」の若さゆえの危うさに心臓がバクバクした。
みなさんこんにちは。フロントエンドエンジニアの東畑です。
私、このGWにあの有名な「モアナと伝説の海」を見たんです。
一言で言うと、彼女の行動に1mmも共感できなかった!
モアナの行動は、凄く情熱的で夢と希望に満ち溢れています。
根拠のない自信と、若さゆえの無敵感。
衝動に突き動かされるがまま、父親の反対を振り切って、皆を守る!という16歳の少女には大きすぎる責任を自ら背負います。
わかるんですよ、自分もそうだった!そうだったよ!!!!!!
大人になった今、彼女やあの頃の自分の危うさが怖いんです。
また、マウイの唯一の心の拠り所である「神の釣り針」が壊れかけた時に発する、子供ゆえの自己中心的な発言。
モアナの目的は正しい、だからマウイもそれに従わなければならない。
悪気無く、無意識にそう思っているモアナは、マウイの説得に失敗して、絶望します。
わかるんですよ、モアナのやっている事は誰がどう見ても正義で、マウイが悪いよ!
でも、誰にだってどうしても守りたい物があり、それが正義と一致しない時だってある。
モアナだってそう、「村長として村にいて欲しい」という父親の正義を振り切って旅に出ているわけです。
可愛い娘を守りたかった父親、娘の応援はしたいけれど本当は行ってほしくなかった母親、自分のしたい事を諦めてほしくなかったおばあちゃん、ただ愛されたかっただけのマウイ、そして皆を守りたかったモアナ。
モアナを含めみんなの気持ちがわかってしまう今だからこそ、相反する感情の整理が全くつかず。
16歳の自分がモアナだったら、きっと同じ選択をしてたかもしれない。
でも29歳の私は、16歳のモアナと同じ行動は取れない。
29歳のモアナも、きっとそう。
だからこそ、もう取り戻せない大人と子供のハザマの危うさは輝いて見えるのかもしれない。
10年後にもう一度見てみたいと思う映画でした。
株式会社 Heads
webエンジニア
東畑 安理佐
前回書いた記事はこちら→賛否両論の「大恐竜時代 タルボサウルスvsティラノサウルス」は疲れた時に眺めたい可愛い恐竜動画だった。