ガーディアンズのロケット・ラクーンは自分でした 。
映画を観る楽しみ方の一つに、「物語の内容やキャラクターを自分と重ね合わせて観る」ということがあるのではないでしょうか。
「あーこんなこと昔あったなー」
「このキャラクターの言ってることわかるわー」
なんてことがあるかと思います。自分は共感できるキャラクターがいないと作品を楽しめないこともあります。
過去に嫌なことや経験があっても、作品を見ていて理解できたり、共感ができると「色んなこと体験してきてよかった、糧になってるな」なんて感じます。
スーパーヒーロー作品はキャラクター性がぶっ飛んでいるので、なかなか起きていることやキャラクターに自分を重ねることは難しいと思います。
今までもこのGALLERYで様々なMCU作品(Avengers: Endgame, Shang-Chi, Doctor Strange, BLACK PANTHER)を紹介しましたがなかなか「コレは自分の物語だ!」というのはありませんでした。自分はスーパーパワーを使えないんでそりゃそうです。
今回選んだ作品は、大好きなMCUのシリーズ「Guardians of the Galaxy Vol.3」です。
「Guardians of the Galaxy Vol.3」を観た後の感想は
「これ、自分の物語だ。ロケットは自分だ。」
となりました。自分に重なるキャラクターがいたのです。
簡単に説明するとロケット・ラクーンは何やら過去に色々あってがあって喋って歩けるようになったアライグマです。
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どこがどう自分と重なったのかを説明するとネタバレになってしまいますが、ロケットは初めは弱く、仲間を守るために強がるようになっていったという過去が作品で描かれていました。「自分と重なるな」とずっと思いながら観ていました。
自分もニューヨークに渡り、日本人としてなめられないように鎧を着て、デザインで負けないように強がってイキがっていましたが、最近はガーディアンズのようにチームに恵まれ、サポートしてもらえる仲間に恵まれたので強がる必要も無くなりました。鎧を脱いでロケットのように自分をさらけ出して生きていきたいとこの作品を観て感じました。
色々とあれがこうだと語りたいのですが、ネタバレ全開になってしまうので、もうとにかく観てください。最高です。音楽も最高で楽しかったです。
「Guardians of the Galaxy」の完結作品としては最高です!あなたも必ずや好きになり、それぞれのバックグラウンドがある多彩なキャラクターに自分を重ね合わせることができるはずです。
余談ですがイラストのスタイルを変えてみました。
今回でこのギャラリーも74回目なのでなにか変化をつけたいなーと思ったり、綺麗な線だけも好きだけど鉛筆の線もやっぱりいいよなーと思ったりで色々と変えてみました。
長く描いている好みも変わってくるものですね。